china common sense

筆者・復旦大学生の中国人 編集・復旦大学留学生の日本人 中国人の大学生の様々な硬派なことをつらつらと・・。

中国の大学生のhowto就職活動

今回は中国の大学生の就職活動の方法について。

大雑把に言うと、日本の大学生はリクナビ一辺倒な傾向にあることに比べると、中国の大学生は学校内の就職指導センターやリアルのコネクションを使って就職していく人が多そうです。

 

順を追って、見ていきます。

 

 

1、学校内の就職指導センターの役割

・大学の「就職指導センター」(就业指导中心)を尋ねる。新卒者を求めている企業は最初にその大学の就職指導センターに連絡する。

・学校の就職サークルあるいは企業が大学で設けている就職クラブに参加する。

・学校のBBSの就職、公募ページをチェックする。

・企業が大学で開催する説明会(宣讲会)

 

2、各就職サイト

中国の学生は以下のものを使うそう。

リクナビのような圧倒的な存在のあるサイトはなさそうです。

また、日本と同じように中国も就職サイトが就職活動をやや学歴偏重にした傾向もありそうですが、中国の場合は日本ほど就職サイトが圧倒的な地位を占めてないのが現状です。

www.51job.com/

www.zhaopin.com

www.chinahr.com/index.htm

www.yingjiesheng.com/

 

 

 

3、ヘッドハンティング業者、人材仲介業者 

コストが高い(履歴書の印刷費、交通費、時間とか)のがネックだそう。専門性が高いことをしている学生が利用する価値がありそうです。

 

 

4、コネクション

親戚、友人、知人、先生、学校の先輩。中国人が一番信用しているのはやはりコネクション、成功率も高そうです。全体の3割から4割を占めているのではないかと考えています。

 

 

 

 

公募サイトを利用せずに、直接会社に履歴書を送る方法の方が就職サイトを使うよりも成功率が高そうです。何よりも、中国では就職サイトが圧倒的な地位を占めていません。

コネクションの点で言うと、出版とマスコミはほぼ縁故を頼った就職と考えてよさそうです。例えば、復旦大学の看板学部に新聞学科がありますが、みんながみんな希望の会社には行けません。看板学部にありながら、就職はそんなに・・・という現状もあったりします。

 

当たり前の話ですが、なんだかんだ言って有名な大学を出ている方が就職活動は楽です。日本では有名大学でも就留なんてことがありますが、中国の方が割と有名大学の学生は楽そうな感じがします。